アスクヒューマンケアの本＠２冊

アダルト・チャイルドが自分と向きあう本

AC関連のサイトで紹介されていたのと、Amazonの評価がとても高かったのでいきなり買ってみたのですが、すごく読みやすい！

AC関連の本を数年前に買って読んだ時は、「ハイヤーパワー」等のアメリカのテキストをまるまる持ち込んだ世界で、グリーフワークやインナーチャイルドと言ったものもあまりリアルに感じられなかったのですが、この本はそういった専門用語を避けてカンタンな言葉で書かれていてすごく安心できました。

本当に、「今更聞けない」ことが多すぎるんですよね。
この本と、信田さよ子さんの「本人の主観なのだ」って言う言葉でとても心が救われた気がします。

●今生きづらければあなたはAC
●親を批判するのではなく、自分を変えるためにルーツを求めるだけ。

このふたつはとても重要でした。

会社の窓が怖くなって残業しながら一人で泣いた時、これは「単なる鬱」ではなくて、自分の生き方の限界だと思ったのは間違いではなかった。
子供の頃からずっと感じ続けていた違和感に答えが出た、よくぞ34年もやってこれたな、と素直に感動しました。

と、同時に大きな希望も持てました。

子供の頃はファンタジーに逃避するのが好きで、本さえ読んでいれば幸せでしたから、心の奥で、「図書館にすんでいる幽霊になりたいなあ」と本気で夢想していました。
そして漠然と作家になりたいと思い始めた頃、自分の人生の空虚さに気づいて愕然としました。読んで感動するような物語というのは作家の人生経験から生み出されます。それが自分には無いということに気づいてしまったのです。
それからいつも心のどこかで絶望してきました。

でも、ACという教科書が手に入れば、ずっとなりたかった「普通の人」になる勉強をすることができます。
そうすれば、眼をつぶったまま痛い思いをして歩くことに怯えなくても、きっと好きなことをして自分の人生を生きることができるようになる。
そのためのツールを手に入れたい！

もう他人が怖くない生き方。

がんばろう。がんばろう。
☆

アダルト・チャイルドが人生を変えていく本